ブラウザを更新してください。

お使いのMicrosoft Edgeブラウザは最新版ではありません。Buschのウェブサイトを十分にご活用いただくには、ブラウザの更新が必要です。

画像: Busch Innovation in Vacuum Award 2020の贈呈。 (左から右へ)Dr Karl Busch、Ayhan Busch、Øyvind Hansen Billing(Busch Vakuumteknikk ASのゼネラルマネージャー)、Hans-Christian Felde氏(Quantafuel ASAの調達ディレクター)、Ayla Busch、Kaya Busch 出典:Busch Vacuum Solutions.

今年の「Innovation in Vacuum Busch Award」受賞者はQuantafuel ASA

プラスチック廃棄物を有益な製品にアップグレード

2020年の「Innovation in Vacuum Busch Award」は、ノルウェーの企業、Quantafuel ASAに贈られました。BuschのDOLPHIN水封式真空ポンプを採用することで、Quantafuel社は、プラスチック廃棄物を有益な製品にアップグレードし、世界的な廃棄物問題の解決に貢献する技術を開発しました。

Innovation in Vacuum Busch Awardについて


Busch Vacuum Solutionsは、毎年、自社独自のイノベーションアワードを発表しています。これは、真空テクノロジーの革新的な応用方法を考案し、その結果として人や環境にプラスの影響を与えた個人または企業に贈られる賞です。「Innovation in Vacuum Busch Award」は、Buschの50周年を記念して2013年に創設されました。

Quantafuel社について


Quantafuel社は、世界的な廃棄物問題の解決に貢献する技術を開発しています。共通の目標を掲げるパートナー各社との協力で、同社は、低品質プラスチックのリサイクルと持続可能な廃棄物管理という複合的な目標を達成しました。Busch Vacuum Solutionsは、そのようなパートナーの1社として、プラスチック廃棄物に第2の活躍の場を与える熱分解プロセスに真空テクノロジーを提供しています。Quantafuel社は、ほとんどの種類のプラスチック廃棄物を、より環境に配慮した燃料や化学物質に変えることで、汚染や排出物の低減に大きく貢献しています。

熱分解プロセスにおける真空テクノロジー


この両社は密接なパートナーシップによって結びついています。BuschはQuantafuel社の革新的な熱分解プロセスの開発をサポートしており、このプロセスでは、あらゆる種類の使用済み循環型プラスチック廃棄物が溶解されその熱分解ガスから鉱油が生成されます。鉱油自体は、溶解プロセスの中で生じます。Buschの水封式真空ポンプは、熱分解プロセスでのデガッシングに使用されています。抽出したガスは真空技術で圧縮され、さらに下流のプロセスに進みます。

この革新的な加工処理が、プラスチック廃棄物のリサイクルをさらに環境に優しいものにします。Quantafuel社のソリューションは、使用済みプラスチックを貴重な資源として扱い、新たな製品へと変換することで、プラスチック廃棄物に価値を与えるものです。その点を評価し、Buschは Quantafuel社に「Innovation in Vacuum Award」を贈りました。Quantafuel社のHans-Christian Felde氏が、ドイツ、マウルブルクにあるBusch Vacuum Solutions本社での授賞式に出席しました。