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水封式真空ポンプ
およびコンプレッサー

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水封式真空ポンプのモデル

水封式ポンプには1段式と2段式のバージョンがあります。1段式バージョンでは、圧縮は1度実行されます。2段式バージョンでは、吸引されたガスが再度圧縮され、より高い真空レベルに到達することができます。一部の水封真空ポンプはコンプレッサーとしての運転も可能です。

吸引するガスに応じて、水封式真空ポンプの封液システムには、シンプルなワンパス(循環なし)、部分循環、完全循環といったシステムがあります。

封液は通常はですが、プロセス条件で必要な場合には、他の液体を使用することも可能です。

製品シリーズ
到達真空度 / 加圧
バージョン
DOLPHIN LX
33 hPa(mbar)
1 段式(バルブ式)真空ポンプ
DOLPHIN LT
33 hPa(mbar)
2段式
DOLPHIN VL
33/130 hPa (mbar)
1段式または2段式
DOLPHIN LM
130 hPa(mbar)
1段式
DOLPHIN LR
33 hPa(mbar)
1段式(バルブ付き)
DOLPHIN LB
33 hPa(mbar)
2段式真空ポンプ/コンプレッサー
DOLPHIN LA
130 hPa(mbar)
1段式
DOLPHIN LG
160 hPa(mbar)
1段式(バルブ付き)
DOLPHIN LN
9 bar(g)
1段式または2段式コンプレッサー

堅牢且つコンパクト。要求の厳しい用途に最適

アプリケーション

水封式真空ポンプとコンプレッサーは、さまざまな産業で使用されています。フレアガス回収から木材乾燥まで、広いアプリケーションに適しています。

産業やアプリケーションによって、ニーズは異なります。お客様に最適な真空ソリューションをご提案します。ぜひBuschにお問い合わせください。

水封テクノロジーが様々なアプリケーションでどのように利用されているか、ご覧ください。

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DOLPHIN真空ポンプを搭載したターンキー真空システムをご用意します!

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FAQ

水封式真空ポンプとは?

水封真空ポンプは、液体をシーリング材として使用する容積移送式ポンプです。作動液とも呼ばれる液体は、通常、水です。プロセス条件に適合させるために必要な場合、他の液体も使用できます。

ハウジング内には適当量の封液が充填され、偏心して取り付けられたインペラーのブレードがそれに浸されます。インペラーが回転すると、遠心力によリキッドリング(封液の環)が形成されます。インペラと封液の環の間に空間ができ、インペラが回転するとその容積が変化します。吸引されたガスはこれらの空間に取り込まれ、圧縮され、排気口から排出されます。水封式真空ポンプには、1段式と2段式のバージョンがあります。1段式バージョンでは、圧縮は1度実行されます。2段式バージョンは、排気されたガスを 2回圧縮して高真空レベルを達成します。

封液がバリアとなり、汚染物質がポンプに侵入するのを防ぎます。水封式真空ポンプは、封液として使用できる液体が既に存在するプロセスでよく使用されます。病院や医療施設、蒸気回収、バイオガスを扱う産業などに特に適しています。

水封式真空ポンプの仕組み

水封式テクノロジーは、堅牢な構造と実績のある高信頼性の設計の代名詞です。

適当量の封液を入れたハウジング内で、偏心して取り付けられたインペラーが回転します。インペラーブレードが封液に浸り、インペラーの回転とそれに伴う遠心力によりハウジング内にリキッドリングを形成します。

吸引されたガスがインペラーブレードとリキッドリングに囲まれた空間で捕捉されます。インペラーが偏心して取付けられていることで、回転とともにこの空間の容積が変化します。これによりガスの吸引、圧縮、排気が行われます。

水封式真空ポンプの真空生成を3ステップで解説

1. 吸気

  • ガスは吸気口から取り込まれます。
  • 封液が円筒形のハウジング内に適当量充填されています。
  • 偏心して取り付けられたインペラーのブレードが封液に浸たされます。
  • インペラーが連続的に回転すると、遠心力により、ハウジング内にリキッドリング(封液の環)が形成されます。

2. 圧縮

  • インペラーブレードとリキッドリングの間に空間が形成されます。
  • インペラーが偏心して取付けられていることで、回転とともにこの空間の容積が変化します。
  • 吸引したガスはこの空間に取り込まれ、圧縮されます。
  • 1段式の場合には圧縮は1回、2段式では2回圧縮し、さらに高い真空度を達成します。

3. 排気

  • 圧縮後、ガスは排出口から放出されます。
  • 排気には圧縮ガスと封液が混ざっています。

水封式真空ポンプとコンプレッサーの違いは何ですか?

コンプレッサーは加圧、真空ポンプは真空を生成します。

基本的に、水封式コンプレッサーは水封式真空ポンプと同様の構造で、吸排気口のみが逆に接続されています。

水封式真空ポンプとコンプレッサーの長所と短所は何ですか?

Busch製水封式真空ポンプとコンプレッサーは、堅牢性、高信頼性、コスト効率に優れています。これらにはいくつかのメリットがあります。

  • 飽和ガスやベーパーの排気などの要求の厳しいアプリケーションに最適
  • プロセス要件に応じて作動液を選択可能
  • 幅広いハウジング材質とシャフトシール
  • 実質的な等温圧縮
  • 低騒音かつ低振動

このテクノロジーを使った真空ポンプとコンプレッサーは、ベーパーが封液と接触してはならないプロセスには適しません。

水封式真空ポンプと液封式真空ポンプの違いは何ですか ?

違いはありません。これらは、同じテクノロジーを指す2つの異なる名称に過ぎません。ただし、液封という名称は、水以外の液体を封液として使用できることを示しています。

どうすれば適した水封式真空ポンプを選べますか?

適切な水封式真空ポンプのタイプを選択する際には、いくつかの要因を考慮する必要があります。
ぜひBuschにお問い合わせください。お客様に最適な真空ポンプをご提案します。

Buschが水封式真空ポンプとコンプレッサーのリーディングカンパニーの1社である理由は何ですか?

Buschは40年以上水封式ポンプの製造をしています。

DOLPHIN LA/LBおよびLG/LRシリーズは、幅広いハウジングの材料をご用意しています。