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可変速真空ポンプ

BuschのECOTORQUE可変速ドライブ(VSD)で真空供給を制御しましょう。

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ECOTORQUEは、Buschの可変速ドライブです。生産プロセスにおける需要の変動に応じ、真空供給を動的に調整します。調整により、定速運転の真空ポンプと比較し、最大50%の省エネになります。排気速度を実際の真空要件に合わせることで、真空ポンプの稼働が効率化されます。必要に応じて排気速度は最大20%アップします。経済的かつ最適なパフォーマンスが確保されます。

ECOTORQUEのメリット

コスト削減

  • 最大50%の省エネ
  • メンテナンスの軽減と製品寿命の長期化

柔軟性

  • 制御盤キャビネット不要
  • 入力電源380V~460V、50-60 Hz対応

効率的かつ経済的

  • CO2排出量の削減
  • 生産性の向上:60Hzで排気速度20%アップ

高度な接続性

  • デジタルサービスOTTO、ECOTORQUE Master Control、Busch Vacuum Appなどの追加ツールやアクセサリーでECOTORQUE真空ポンプを直接制御

最適化されたシステム統合

ECOTORQUE真空ポンプにデジタルサービスOTTO、ECOTORQUE Master Control、Busch Vacuum AppなどBuschのツールやアクセサリを接続し、真空供給を強化しましょう。

OTTO – Buschのデジタルサービス

デジタルサービスOTTOで、生産の全容を把握しましょう。当社のIoTソリューションは、単なるリモート監視ツールではありません。24時間365日、真空ポンプの状態を報告し、計画通りに動作していないものがあれば通知します。OTTOは、消費電力や周囲温度、回転数からエラーコードまで、ECOTORQUE真空ポンプの健全性に関する情報を収集します。このデータを活用することにより、より効果的な製造および購入に関する意思決定が可能となります。

ECOTORQUE Master Control

ECOTORQUE Master Controlを使いシステムを構築すれば、ECOECOTORQUE真空ポンプ間の連携を最適化することができます。素早く、簡単に、既存の機器を使って。この方法では、その時点でプロセスに必要とされる台数だけ真空ポンプが稼働します。排気速度も適切に制御されます。これにより、エネルギーコストが削減され、真空装置の耐用年数が延長されます。

Busch Vacuum App

Busch Vacuum Appは、スマートフォンやノートパソコン向けの使いやすいアプリです。インターフェースをインストールすると、専用のダッシュボードに故障やアラームが一覧表示されます。さらに、内部温度や吸気圧、排気圧などの主要な指標のモニタリングも可能です。また、速度制御と圧力制御を通じて真空ポンプの動作モードを操作することもできます。Busch Vacuum Appでは収集したデータの保存や、PDFファイルへのエクスポート機能が用意されています。生産プロセスの最適化のためのデータ分析に役立ちます。

ECOTORQUE:内蔵または後付け

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    VSD内蔵

    Buschは、予めVSDを搭載した真空ポンプをご用意しています。排気速度を実際のプロセス要件に、正確に適合させます。その結果、大幅な省エネが実現します。

    製品
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    後付ユニット

    後付ユニットで、既存の真空ポンプを簡単にアップグレードすることができます。同じように大幅な省エネが可能で、費用は控えめです。

    後付ユニット

ECOTORQUEによるプロセス改善の仕組み

ほとんどのプロセスでは、真空需要は時間帯によって変化します。このようなアプリケーションで一定速度で動作する真空ポンプを使った場合、必要な最大排気速度は供給しますが、需要が減少しても同じ排気速度を維持し続けてしまいます。

可変速真空ポンプは、回転数を調節し、一定の圧力レベルを維持します。真空需要が減少すると、回転数が抑えられ、エネルギー消費が最適化されます。それでも、ポンプを常時運転し続けるためのコストを払い続けますか?必要なときに使う分だけのコストで済んだ方が、良いのではないでしょうか?これが適切な方法です。これこそがBusch流です。

VSD真空ポンプ コネクテッド。

ECOTORQUEでコストを節約する方法

試算の条件

  • 製品:R5 RA 1000 B 1基を搭載した集中真空システム
  • 稼働時間:12時間/日(10時間/日が製造、2時間/日は中断)、250日/年
  • 電気代:0.15€/kWh

従来のR5 RA 1000 BとVSD搭載のR5 RA 1000 Bの比較

 
従来のR5 RA 1000 B(一定速度 60HZ)
R5 RA 1000 B ECOTORQUE
(可変速度 25-60Hz)
製造時の平均消費電力
22.3 kW
13.2 kW
中断時の平均消費電力
12.5 kW
5.4 kW
1日の消費電力
248.0 kWh/日
142.5 kWh/日
省エネ
105.5 kWh/日

ECOTORQUEの環境保護への貢献

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105.5kWhは1日あたり42kgのCO2に相当します。

42kgのCO2 x 250稼働日/年

= 10,500KGのCO2/年

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1本の木は、年間で約10kgのCO2を吸収します。

10,500kg CO2/年 / 10kg/本

= 1,050本

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VSDによって削減できたCO2の量を吸収するには、1,050本の木を植える必要があります。

FAQ

可変速ドライブとは何ですか?

可変速ドライブ(VSD)は、モーターの回転数を調整するデジタルコントローラーです。これを利用することで、実際のプロセス要件に合わせ真空ポンプの排気速度を調整できます。

ECOTORQUEとは何ですか?

ECOTORQUEはBuschの可変速ドライブ(VSD)です。新しい真空ポンプに組み込むことも、既存の真空ポンプをアップグレードするための後付ユニットとしてもご利用いただけます。

ECOTORQUE可変速ドライブの特徴は何ですか?

当社の経験をご活用ください

ECOTORQUEの採用でお客様が手に入れるのは、単なる可変速ドライブだけではありません。当社の専門知識と経験もご活用いただけます。当社の機器を最も良く理解しているのは、私どもです。ですから当社のVSDと真空ポンプは、完璧に連動するよう設計されています。

他のVSDと同様に、ECOTORQUEも設置は専門家に任せるのが最善です。真空ポンプに予めECOTORQUEが搭載されている場合、追加の作業はありません。既存の真空ポンプに後付けする場合は、高度なトレーニングを受けた当社のエンジニアが、VSDの設置と調整を行います。そうすることで、最高のパフォーマンスと正確な設定が確保されます。

プロセスをさらに効率化。

ECOTORQUEドライブには、事前にプログラムされたエコモードも用意されています。需要が大きく下がり真空ポンプが不要になった場合、真空ポンプは自動でスタンバイモードになります。再び需要が上昇すれば、稼働が再開します。必要な速度で。

パワフルなテクノロジー。サイズはコンパクト。

ECOTORQUE VSDは、真空ポンプのモーターの真上に設置されています。つまり、大型の外部制御ユニットは不要です。製造現場の貴重なスペースを無駄にしません。

可変速ドライブの仕組みは?

真空の需要は、製造プロセスの中で頻繁に変化します。需要に合わせて真空供給を調整するという方法が、理想的です。可変速ドライブを利用すると、真空需要の変動に正確に適合するよう、真空ポンプを自動的に調整することができます。需要の変動に対応することで大幅な省エネが実現します。

どのような運転モードがあるか?

パラメーターが変化するプロセスにお勧めするのは、デマンドコントロールでの速度制御あるいは圧力制御運転です。

速度制御

一定の真空需要があるプロセスの場合、PLUS真空ポンプの運転を定速モードにしておくことを推奨します。

圧力制御

時間とともに真空需要が変化するプロセスには、定圧モードが最適です。この場合、必要な真空レベルに応じて、真空ポンプは回転速度を調節します。必要な真空レベルに達すると、真空ポンプは最低速度で運転を続け、需要が急に増加した場合には回転速度を上げることで対応します。これがさらなる省エネにつながります。

既存の真空ポンプに後付けできる?

Buschは、予めVSDを搭載した真空ポンプをご用意しています。しかし、後付ユニットで、既存の真空ポンプを簡単にアップグレードすることも可能です。

可変速ドライブ(VSD)と可変周波数ドライブ(VFD)真空ポンプの違いは?

違いはありません。ただ呼び方が違うだけです。VSDは結果、すなわち真空ポンプの回転速度(speed)の変化に着目した表現です。一方、VFDは速度変化の原因、すなわち周波数(frequency)に着目した名前です。