活性汚泥
廃水は反応槽(1)とも呼ばれる
エアレーションタンクに運ばれます。これは、廃水内に自然に存在する多数の微生物やバクテリアを利用する生物学的な廃水処理プロセスです。第一沈殿で除去するにはあまりにも小さい溶解有機化合物や他の粒子を分解し、副産物として水と二酸化炭素を生成します。また、餌を食べて増殖した微生物やバクテリアはマイクロコロニーを形成するようになるため、それを固形物としてフィルターで除去することができます。
エアレーションバクテリアを効率的に作用させ、効果的に増殖させるためには、継続的に酸素を供給する必要があります。
ブロワーまたはコンプレッサー(2)がディフューザー(3)に接続され、空気を供給します。ディフューザーは微細な気泡を吹き出し(4)泡はタンク内で上に昇っていきます。コンプレッサーまたはブロワーによる
エアフローで酸素を届けることで、微生物の成長が促進され、バクテリアが増殖しやすくなります。
循環このエアフローには、
廃水を循環させる(5)という二次的な効果もあります。廃水処理に共通する問題は、タンクが深く、大きくなればなるほど、溶存酸素の均一な分布の確保が難しくなるという点です。
コンスタントな気泡の動きにより、廃水も動き続けます。また、気泡は硫化水素やアンモニアなどの溶存ガスや、その他の揮発性有機化合物の除去にも役立ちます。気泡が水の中を上昇すると、
気体の逃げ道ができます。不要な気体は、気泡と共にタンクの上の空気中へ抜けることができます。このプロセスは
スクラビングと呼ばれています。
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