ブラウザを更新してください。

お使いのMicrosoft Edgeブラウザは最新版ではありません。Buschのウェブサイトを十分にご活用いただくには、ブラウザの更新が必要です。

さまざまなアプリケーションに対応する信頼性の高い圧縮。Buschのコンプレッサーは、お客様の加圧プロセスのスムーズな稼働を保証します。

送気が必要なプロセスには、エアーブロワーとコンプレッサーの2つの選択肢があります。コンプレッサーとブロワーは、生成される空気の圧力によって区別されます。コンプレッサーは、空気を小さなスペースに圧縮し、より高密度にします。一方、ブロワーは圧力を少しだけ上げて空気を動かすだけの装置です。低圧のソリューションが必要な場合は、ブロワー関連情報をご覧ください。

Buschのコンプレッサー

コンプレッサーの動作原理

コンプレッサーは、空気またはガスの体積を縮めて圧力を上昇させる機械的装置です。真空ポンプとコンプレッサーの動作原理は同じですが、作用は逆です。

エアーコンプレッサーには、容積式圧縮と動的圧縮という2つの基本的なタイプがあります。

容積式コンプレッサーは、大気圧で空気を吸い込み、その空気を圧縮します。これは力学的な作用に伴う体積縮小プロセスです。コンプレッサーのタイプに応じ、クロー、ベーン、インペラーブレードが、同じ体積の空気をより小さなスペースに押し込み、それを強制的に排気口から排出します。

Buschが提供するすべてのコンプレッサーは、容積式です。

容積式コンプレッサーのタイプ

rotary_vane_technology_animation_2d_thumbnail

ロータリーベーンコンプレッサー

ロータリーベーンコンプレッサーは、スロットを持つローターを、シリンダー内に偏心的に配置した構造です。軸方向に伸びたスロットがローターに複数備わり、各スロットにベーンが格納されています。コンプレッサーの回転によりベーンが遠心力で外側に押し出されますが、ローターがシリンダーに対して偏心しているため、ベーンがスロットに出入りするように動きます。ベーンはシリンダー内部をスライドし、一方の側で空気を吸い込み、他方から空気を排出します。一般的にベーンコンプレッサーは、設置面積に制約のある小規模アプリケーションに使用されますが、効率面はロータリースクリューコンプレッサーを下回ります。

詳細情報
claw_technology_animation_2d_thumbnail

クローコンプレッサー

クローコンプレッサーの特徴は、爪(クロー)の形をした2本のローターです。シリンダー内に取り付けられたこれらのローターは、互いに逆方向に回転します。クロー間で空気やガスを捕捉し、圧縮、そして排気します。

クローローター同士、あるいはクローローターとハウジングが接触することはありません。ローター間、およびハウジングとのクリアランスは精密に調整されており、 圧縮チャンバー内に潤滑剤や作動流体は不要です。

詳細情報
liquid_ring_vacuum_pumps_fig_2

水封式コンプレッサー

適当量の封液を入れたハウジング内で、偏心して取り付けられたインペラーが回転します。インペラーブレードが封液に浸り、回転で得られる遠心力によりハウジング内にいわゆるリキッドリングを形成します。封液は通常は水ですが、プロセス条件で必要な場合には、他の液体を使用することも可能です。

空気またはガスがブレードとリキッドリングに囲まれた空間で捕捉され、移送されます。偏心して取付けられたインペラーが回転することで、この空間の容積が変化し、 空気またはガスの吸引、圧縮、排気が行われます。

1段式バージョンでは、圧縮は1度実行されます。2段式バージョンでは、空気またはガスが再度圧縮され、より高い圧縮に到達することができます。

水封式コンプレッサーの封液システムには、シンプルなワンパス(循環なし)、部分循環、完全循環といったシステムがあります。

詳細情報

ここまでで必要な情報を把握していただけたでしょうか?

当社の製品検索では、お客様のアプリケーションに適したコンプレッサーをお探しいただけます。

エアーコンプレッサー選択時の技術的な検討項目

どのコンプレッサーが適切かを判断するには、お客様のプロセスを徹底的に分析しなければなりません。検討すべき主な要素は次のとおりです。
compressors_landingpage_1

圧力と流量

必要な圧力は、ある作業をある瞬間に行うために、どれだけの力が要るかで決まります。生成される圧力が不十分なコンプレッサーを選択すると作業を完了することができませんが、一方で、必要以上の圧力を生成するコンプレッサーを選択すると、エネルギーが浪費されることになります。

流量とは、コンプレッサーが一定時間にどれだけ効果的に作業を実行できるかを示します。作業が断続的であれば、連続の場合よりも必要な流量が小さくなります。連続運転プロセスの場合は、中断を避けるために、コンプレッサーに十分な流量が必要となります。
compressors_landingpage_2

運転条件

コンプレッサーの設置場所 コンプレッサーの動作は周囲温度や高度によって影響を受けることがあるため、ある場所では適切なコンプレッサーであっても、別の場所には適さない場合があります。また、湿度も考慮する必要があります。騒音も重要な要素です。コンプレッサーを作業現場の近くに設置する場合は、騒音値の低いソリューションが最適です。
compressors_landingpage_3

冷却システム

空冷式または水冷式のどちらのコンプレッサーが必要ですか?圧縮されるガスが圧縮の過程でどのような挙動を示すかを判断すれば、答えが得られます。水封式コンプレッサーは、他のコンプレッサーテクノロジーに比べてはるかに低温で運転されるため、爆発性ガスの圧縮が必要なアプリケーションに最適です。また、周囲温度、換気、室内レイアウトといったお客様特有の環境も考慮する必要があり、これが決定に影響を及ぼす可能性もあります。
compressors_landingpage_4

潤滑システム

コンプレッサーには、ドライ式、水封式、またはオイル潤滑式があります。ドライ式システムは、食品 飲料業界など、排出されるガスにオイルや水分がまったく含まれていないことが必須のプロセスに理想的なソリューションです。水封式コンプレッサーは、2つ目のオイルフリーの選択肢です。水封テクノロジーでは、圧縮チャンバーに潤滑油が不要であるためです。Buschは、ドライ式、または水封式のコンプレッサーソリューションを提供しています。

エアーコンプレッサーの主な用途

コンプレッサーはさまざまな産業で利用されており、身近なところでも活躍しています。例えば、車の小物入れやトランクに入れて持ち運ぶことが多いDC12Vの電動エアーコンプレッサーは、タイヤに空気を入れるための簡易型のエアーコンプレッサーとして、消費者の間でよく利用されている例です。

コンプレッサーを利用する一般的なアプリケーションと業界には、以下のようなものがあります。

FAQ

エアーコンプレッサーの仕組み

エアーコンプレッサーは空気またはガスを圧縮し、高圧の気流を生成します。正確な動作原理はテクノロジーによって異なりますが、容積が徐々に小さくなるチャンバーに空気を押し込めるのが容積式エアーコンプレッサーです。

ブロワーとコンプレッサーの違いは何ですか?

コンプレッサーとブロワーは両方とも加圧を発生させる装置ですが、その方法と結果が異なります。ブロワーは、圧力をわずかに高めることで特定の方向に空気またはガスを押し出します。コンプレッサーは、空気やガスを小さな空間に圧縮して圧力を上昇させ、より高密度にします。

真空ポンプとエアーコンプレッサーの違いは何ですか?

動作原理が真空ポンプとコンプレッサーの主な違いです。真空ポンプは、閉鎖された環境または容器から空気を抽出して真空を生成します。エアーコンプレッサーは周囲環境から空気を引き込み、高圧をかけて容器内に圧縮します。簡単に言えば、コンプレッサーは空間に空気を詰め込むものであり、真空ポンプは空間を空にするものです。

必要なエアーコンプレッサーのサイズはどうすれば分かりますか?

必要な圧力は、ある作業をある瞬間に行うために、どれだけの力が要るかで決まります。生成される圧力が不十分なコンプレッサーを選択すると作業を完了することができませんが、一方で、必要以上の圧力を生成するコンプレッサーを選択すると、エネルギーが浪費されることになります。

流量とは、コンプレッサーが一定時間にどれだけ効果的に作業を実行できるかを示します。作業が断続的であれば、連続の場合よりも必要な流量が小さくなります。連続運転プロセスの場合は、中断を避けるために、コンプレッサーに十分な流量が必要となります。

お客様のアプリケーションに最適なコンプレッサーのサイズが不明な場合は、当社までお問い合わせください。喜んでお手伝いさせていただきます。

実際のBuschのエアーコンプレッサー