空気輸送の仕組みをご紹介します。
空気輸送は、バルク材料の運搬に効率的な、実証済みの方法です。粉塵、粉体、粒体、およびその他の流動化する物質などを 迅速かつ確実に 生産設備内のある地点から目的地へ運搬します。当社では、使う技術によって空気輸送を2種類に分けて考えています。吸引式と加圧式です。違いは、真空と加圧のどちらが適用されるかという点にあります。
吸引式空気輸送システム
吸引式空気輸送システムは、繊細な物質の運搬に使用されます。目的は、大気との接触回避です。従って、食品、医薬品、および化学業界では、吸引式の空気輸送システムが選ばれています。また、プラスチック加工アプリケーションにおける粒体の運搬にもこの方法が利用されています。
さらに、吸引方式は水分を含む物質も扱うことができるため、 含水廃棄物の処理や、粉砕された木屑の運搬にも利用できます。
加圧式空気輸送システム
加圧式の輸送システムは、真空を利用したものに似ていますが、 加圧によって動作するという点が異なっています。バルク材料を、配管でつないだスタート地点から目的地まで吹き飛ばします。加圧式空気輸送では、高い差圧が可能となるため、 重い物質でも運搬することができます。たとえば、砂、石膏、セメントなどがこれに該当します。