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ARPQP

Buschの新しい真空ポンプ再生サービス。半導体およびフラットパネル市場向け。ビジネスを止めない、そしてダウンタイムのリスクを低減します。

arpqp

真空ポンプの再生では、精度と品質が何より重要です。しかし残念ながら、それを常に手に入れられるとは限りません。再生プロセスにはばらつきがあり、それが予測不可能なダウンタイムにつながります。当社は、独自の真空ポンプ再生サービス、ARPQP(Advanced Remanufactured Product Quality Planning)を開発しました。常に同品質のポンプを提供し、お客様のプロセスに再現性をもらたします。

IATF 16949:2016(国際自動車タスクフォース)自動車品質基準に則った真空ポンプの再生を行っているのはBuschだけです(認証申請中)。ARPQPは真空ポンプの再生において、自動車業界の国際的評価基準であるAPQPの4つの主要原則を使用しています。4つの主要原則とは、故障モード影響解析、測定システム解析、統計的工程管理、生産品承認プロセスです。

または、当社に直接お電話ください: 0120 896 111
すべてのサプライヤーにとっての最優先事項は、予定外のダウンタイムの削減です。
世界有数の半導体企業の工場運営責任者

ARPQPのメリットの詳細

高品質

  • 信頼性の高い真空ポンプ再生
  • 世界的な自動車品質規格IATF 16949:2016
  • プロセスを明確化し、すべての真空ポンプに同じ処置を施す

迅速かつ予測可能

  • Buschのリーンな再生プロセスと追跡可能なRFID管理。迅速かつ予測可能な再生リードタイムと納期厳守を実現
  • 再生プロセスのオンラインリアルタイムモニタリング
  • モバイルデバイスへのプッシュ通知

コスト削減

  • 予測可能な信頼性により、想定外のダウンタイムを回避
  • ウェハーあたりのコストを低減

ARPQPと標準サービスの比較

特徴
サードパーティ
オリジナルメーカー
Busch ARPQP
真空ポンプのリペアのみ
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完全な再生
 
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ISO 9001:2015認証
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IATF 16949:2016への準拠
 
 
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プロセスエンジニアリング
 
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全プロセスの体系的リスク分析
 
 
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真空測定システムの分析
 
 
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プロセスデータの統計的分析
 
 
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工程能力のチャート化
 
 
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標準ツールのキャリブレーション
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真空ポンプの2D測定
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真空ポンプの3D測定
 
 
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リーンプロセス
 
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RFIDによる全再生プロセスのリアルタイム追跡
 
 
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再生プロセス過程でモバイルデバイスへプッシュ通知
 
 
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Buschが管理するスペアパーツ在庫
 
 
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RFIDによるスペアパーツ在庫管理
 
 
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シングルピースフローの再生
 
 
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リアルタイムのフローモニタリング
 
 
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コスト低減:$900,900/年

設備可用性が2%向上したことにより、生産能力が0.1%増加したと想定

ARPQPの原則

ARPQP(Advanced Remanufactured Product Quality Planning)は、自動車分野のAPQPの世界クラス基準である4つの中核的原則を真空ポンプの再生の分野で活用するものです。

各真空ポンプの再生は、これらの4つの原則に厳密に従って行われます。そのため、すべての真空ポンプが同じ処理を受けることになります。再生プロセスのばらつきを排除することにより、常に同じ品質の製品が提供されます。さらに、すべての再生済み真空ポンプに対して、認証済みの方法を使用した三次元測定を実施し、すべてが確実に公差内であることを確認します。

4つの基本原則は次のとおりです。
  • 1. 故障モード影響解析 (FMEA)

    各プロセスおよびコンポーネントに対する事前リスク分析を形式化し、体系的な方法で、該当プロセスの実施やコンポーネントの取り付け前に完了させる手法です。

    ARPQP故障モード影響解析 (FMEA)
  • 2. 測定システム解析 (MSA)

    真空測定機器の性能だけでなく、環境とユーザーを評価し、すべての測定がAPQP規格内に収まっていることを確認するために、形式化され構造化された方法で評価を実施します(全体的な測定方法によって生じるばらつきは許容公差の10%以下となります)。

    ARPQP測定システム解析 (MSA)
  • 3. 統計的工程管理 (SPC)

    プロセスデータを統計的に分析するための、形式化された体系的な手法です。すべてのプロセスとコンポーネントが求められる結果を満たし制御を維持していることを、より俯瞰的に把握できます。不具合が発生する前に、予防的な調整と修正を実施できます。プロセスドリフトの早期警告メソッド。

    ARPQP統計的工程管理 (SPC)
  • 4. 生産部品承認プロセス (PPAP)

    全ての部品に対する厳格な品質管理を実施するための、形式化された体系的手法です。サプライヤーの製品によって生じる不良を、根絶することを目指します。

    ARPQP生産部品承認プロセス (PPAP)

ARPQPの事例

arpqp_success_story

設備投資ゼロで平均生産時間を13%増加

ARPQPの成功は、Buschのお客様の多くの実績が証明しています。お客様がARPQPのご利用を決めた理由はさまざまですが、 共通していたのは、予定外のダウンタイムを回避し、性能を高めるという目的です。

当社のあるお客様は、サードパーティーの真空ポンプサービスプロバイダーにサービスを依頼していました。しかし、そこで提供されていたサービスに満足できなくなりました。そのサプライヤーのサービスは低価格でしたが、ポンプ再生の品質は不十分であったため、予期せぬダウンタイムが発生。結果、それによるコストの方が高くつき、生産への悪影響も免れませんでした。

ARPQPの導入後、このお客様は設備投資をすることなく、真空ポンプを搭載した装置の平均稼働時間を13%向上させました。

  • 予防的真空サービスによる半導体工場での予定外のダウンタイムの回避

    予防的真空サービスによる半導体工場での予定外のダウンタイムの回避

    詳細情報

FAQ

以前のサービスプランからARPQPに切り替えたい場合、移行プランはどのようなものになりますか?

当社は実績に基づいた確かな移行プランを確立しており、以前のサプライヤーからBuschへの移行も、スムーズに行っていただけます。

当社は、お客様の真空ポンプサービスを引き継ぐために必要な期間については、柔軟に対応させていただいております(30日以内、60日以内、90日以内)。プロセスには計画、知識移転、サービス開始の3つの段階が設けられています。

段階ごとのステップの詳細は次のとおりです。

1. 計画

  • 契約締結
  • 入退室管理とトレーニング
  • 必要な出荷手順に関する情報

2. 知識移転
  • 当社の出荷要件の伝達
  • 汚染申告書
  • PO発行手順と承認ルートの理解

3. サービス開始
  • 報告手順および基準の完成
  • KPIの追跡とPOCへの報告
  • コスト目標、投資回収率、保証、性能を確保し、調整するために四半期ごとにミーティングを設定

再生における7段階とは何ですか?

Buschでは、真空ポンプの再生に7段階のプロセスを採用しています。各段階に2時間ずつ割り当て、余裕のある生産能力、一定の作業時間、高品質の製品を提供できるようにしています。手順は次のとおりです。

1. 分解
2. 除染
3. 最終的な清掃
4. プレゼンテーション
5 モジュールの組み立て
6. 最終組み立て
7. テスト

当社の無駄のないフロープロセスは、お客様に対して常に期待されるレベルの性能、品質、納期をお約束します。

Buschのリーンフローシステムとは何ですか?

Buschのリーンフローシステムは、柔軟性に富んだ迅速かつスケーラブルな再生システムとして設計されています。製造プロセス全体をRFIDで追跡することにより、信頼性の高い再生のリードタイムとスケジュール通りの納入を確保できます。お客様にとってのメリット:

  • 再生プロセスのオンラインリアルタイムモニタリング
  • モバイルデバイスへのプッシュ通知

ARPQPが利用できるのはBuschの真空ポンプのみですか?

いいえ。ARPQPはほぼすべての真空ポンプブランドにご利用いただけます。

BuschはIATF認証を受けていますか?

スイス、シュヴネにある当社の製造会社、Ateliers Busch S.A.は、すでにIATF 16949:2016の認証を受けています。現在、ARPQPの正式な認証を申請中です。

ARPQPが利用できるのは、新しい真空ポンプへのアップグレード時のみですか?

いいえ。ARPQPは新しい真空ポンプだけでなく、既存の真空ポンプにもご利用いただけます。

ARPQPの価値計算の詳細は?

可用性の向上とその価値はどのように計算することができますか?

1. 可用性の向上の計算

ARPQPにより、修理のために返送される真空ポンプの数を14%以上削減できます。それは、工場の生産能力に対してどのような意味を持ちますか?
故障を繰り返しているような工場では、修理回数が14%減少すると、故障の回数も14%減少することになります。

  • MTTRが平均20時間で故障回数が14%減少すると、その工場の稼働時間は680時間増加します:
    250 – 216 = 34 * 20時間 = 680時間
  • 年間の稼働時間は8,760時間となります。
    680時間 /8,760時間 = 装置の可用性が8%向上。
  • 工場全体に4倍の冗長性があると仮定すると、8% ÷ 4 = 2.0%の可用性の向上となります。

2. この2%の可用性向上の価値はどのようになりますか?

想定:
  • セミファブの収益が$1,000,000,000
  • 工場の純利益がEBITの10%
  • 工場の総コストが$900,000,000
  • 工場で年間に製造されるウエハーは1,000,000枚
  • ウエハーあたりのコスト = 工場コストの合計/生産されたウエハーの枚数 = 900,000,000/1,000,000 = ウエハーあたり$900のコスト

3. ARPQPの価値計算:

  • 設備可用性が2%向上したことにより、生産能力が0.1%増加したと想定
  • ウエハーあたりのコスト = 工場コストの合計/生産されたウエハーの枚数 = 900,000,000/1,001,000 = ウエハーあたり899.1のコスト($0.90の節約)
  • 年間節約額:$0.90 x 1,001,000 = $900,900