速度制御機能付き真空ポンプ
お客様のプロセスに最適

可変速ドライブ(VSD)は、モーターの回転速度を調整するデジタルコントローラーです。これを利用することで、真空ポンプの排気速度をプロセスの実際の要件に対して正確に適合させることができます。その結果、大幅な省エネが実現します。
Buschは、VSDを搭載した真空ポンプを各種提供しています。当社の 後付ユニット を利用すると、既存の真空ポンプを簡単にアップグレードできます。

変動する真空の需要
真空の需要は、製造プロセスの中で頻繁に変化します。需要に合わせて真空供給を調整するという方法が理想的です。可変速ドライブを利用すると、真空需要の変動に正確に適合するよう真空ポンプを自動的に調節することができます。需要の変動に対応することで大幅な省エネが実現します。
運転モード
パラメーターが変化するプロセスにお勧めするのは、デマンドコントロールと、定速あるいは定圧運転が可能な真空ポンプです。
速度制御
常にコンスタントに真空の需要があるプロセスの場合は、PLUS真空ポンプの運転を定速モードにしておくことを推奨します。
圧力制御
真空の需要が時間によって変化するプロセスには、定圧モードが最適です。この場合、真空ポンプは必要とされる真空レベルに応じて回転速度を調節します。必要な真空レベルに達すると、真空ポンプは最低速度で運転を続け、真空需要が急に増加した場合には回転速度を上げることで対応します。これがさらなる省エネにつながります。
メリット一覧

- 50 Hz(最高60 Hz)で最大20%の性能アップ
- プロセスの要件に対して排気速度を調整することによる省エネ
- 機械的な摩耗の削減:耐用年数の延長
- 静かな動作音で作業環境に優しい
- 柔軟な調整による生産性の向上