Busch Vacuum Solutions、centrotherm clean solutionsを買収

真空ポンプメーカーのBusch Vacuum Solutionsは、産業用ガス除害システムのリーディングカンパニーの1社であるcentrotherm Clean Solutionsを買収しました。この戦略的買収は、Busch Vacuum SolutionsとPfeiffer Vacuumの持続可能性へのコミットメントの1つであるのと同時に、半導体および関連産業における実績豊かなソリューションプロバイダーとしての立場を一層強化するものです。

「centrotherm clean solutionsの買収は、私たちの長期戦略の重要な一歩であり、Pfeiffer Vacuum社と共に、持続可能な技術とソリューションの進化を推進するためのものです」と、マウルブルクを拠点とするBusch Vacuum Solutionsの共同CEO兼共同オーナーであるSami Buschは述べています。「centrotherm clean solutionsの革新的なガス除害システムが加わることで、BuschとPfeiffer Vacuum社の製品ラインナップが強化されます。これらの企業を一つの傘下に統合することで、お客様により良いサービスと持続可能な真空ソリューションを提供することができます。これまでも我々は、サービス分野のプロジェクトで協業してきました。centrotherm clean solutionsのお客様にも、45カ国以上をカバーする当社のグローバルサービスネットワークのメリットを活用していただくことができます。」

centrotherm clean solutionsの本社はブラウボイレンにあり、他にヨーロッパ、アメリカ、アジアにも拠点を持ちます。30年の歴史を持ち、全世界に300名を超すスタッフを擁する同社は、特に半導体およびハイテク産業向けに、革新的なガス除害システムを提供しています。ブラウボイレンの本社と製造工場、ならびに世界の拠点とスタッフの雇用は、買収後も維持されます。

「centrotherm clean solutionsは、近年、技術的リーダーシップにより大幅な成長を遂げています。この順調な発展を継続させるためには、戦略的パートナーが非常に有益です」と、centrotherm clean solutionsの創設者であり、かつて所有者であったRobert Hartung氏は強調します。「私は、提携先としてBusch Vacuum Solutionsが最適であると考えました。Busch、Pfeiffer Vacuum、centrotherm clean solutionsの技術と製品は、互いに補完し合えます。買収はタイミング的にも最適でした。今後予定されている新しい半導体工場への投資に、戦略的に備えることができるからです。」

取締役のDr Angela Baylerは次のように付け加えます。「我々は非常に相性の良い企業です。価値観とビジョンを共有しています。このことは、最初の話し合いで十二分に明らかになりました。共に働き、成長できることを楽しみにしています！」

centrotherm clean solutionsについて
centrotherm clean solutionsは、革新的なガス除害システムの大手メーカーの1つです。主に半導体産業で使用されている他、MEMS、LED、ソーラーセル、フラットパネルディスプレイの製造でも利用されています。centrotherm clean solutionsは、大小さまざまな産業界の顧客に加え、研究機関や大学も数多く顧客としています。centrotherm clean solutionsの製品は、標準化されたガス除害システムの他、カスタムメイドの除害システム、包括的な環境ソリューションも含め、半導体コンポーネントの持続可能な製造に大きく貢献しています。吸着方式、洗浄方式、燃焼方式、微粒子フィルターを備えた製品ラインナップは、一般的なガス除害技術を網羅してしています。同社はバーデン＝ヴュルテンベルク州ブラウボイレンを本拠地とし、本社と製造工場を置いています。さらに同社は、テクニカルセンターを持ち、未来志向の新しい技術や製品の開発に絶えず取り組んでいます。centrotherm clean solutionsは、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの複数の拠点で事業を展開しています。また、主要顧客のいくつかの製造現場では、同社のサービスチームが常駐し、オンサイトでマネジメントを担っています。スタッフは世界で300人を超します。