「e-ignition」の名で出場するハンブルク大学のレーシングチームは、ZEBRA真空ポンプを使いコックピットの部品とエアロパーツを作りました。
車両の部品は真空注入を利用して作られました。この工程では、カーボンファイバーを樹脂で覆い、それを真空の力でファイバーに押し込んで複合材料を作ります。こうしてできたプラスチック部品は、非常に軽量で、なおかつ安定した構造に仕上がります。車体の重量は速度に影響するため、軽量であることはレーシングカーにとって特に重要です。ドライバーなしでも走行可能なe-ignitionチームのレーシングカーが、これでさらに軽量化されました。

ハンブルク工科大学e-ignitionチームのレーシングカー。ドライバーなしでもレースが可能。写真提供:e-ignition Hamburg e.V.
学生レーシングチームの支援
Busch Groupはこのたび、ハンブルク工科大学の学生フォーミュラチームにZEBRA真空ポンプを提供しました。学生たちはこの真空ポンプを真空注入に利用し、レーシングカーのカーボンファイバー部品を作りました。
Buschから提供されたZEBRAを使い、多くの新しいコンセプトと製造方法を導入できました。結果として、車体は前年と比較し20kg近く軽くなりました。
2012年以来、ハンブルク工科大学の学生フォーミュラチームは大会に毎年出場し、数々の成功を収めてきました。2023年、同大学の学生はハンガリーで開催されたFormula Student Eastに出場し、電気カテゴリーで3位、ドライバーレスカテゴリーで2位に入賞しました。2024年には、ハンガリー、クロアチア、ドイツ(ホッケンハイムリング)のイベントに約65人の学生が参加しました。
学生フォーミュラは、1979年に始まった工学技術を競う国際大会で、現在では20か国以上から600人以上の学生チームが参加しています。学生はここで、卒業後のキャリアに必要な実践的な経験を積むことができます。
Buschは、ハンブルクのe-ignitionに加え、同じくドイツのダルムシュタット、シュトゥットガルト、ドレスデンの大学の学生フォーミュラチームもサポートしています。オーストリアのグラーツ、オーストラリアのパース、水素自動車に取り組むオランダのエンスヘデのチームにもBuschの真空ポンプを提供しました。
学生フォーミュラは、1979年に始まった工学技術を競う国際大会で、現在では20か国以上から600人以上の学生チームが参加しています。学生はここで、卒業後のキャリアに必要な実践的な経験を積むことができます。
Buschは、ハンブルクのe-ignitionに加え、同じくドイツのダルムシュタット、シュトゥットガルト、ドレスデンの大学の学生フォーミュラチームもサポートしています。オーストリアのグラーツ、オーストラリアのパース、水素自動車に取り組むオランダのエンスヘデのチームにもBuschの真空ポンプを提供しました。