Pfeiffer Vacuum+Fab Solutionsは、持続可能性の取り組みにおけるマイルストーンを達成しました。科学的根拠に基づく排出削減目標が承認されたことにより、Pfeifferは現在、気候変動に関するパリ協定に沿ったネットゼロ目標を持つ企業としてSBTiウェブサイトに掲載されています。これは、Pfeifferが2050年までにバリューチェーン全体で温室効果ガス排出量をネットゼロにするよう取り組んでいくことを示すものです。さらに、Pfeifferは、短期および長期的な科学的根拠に基づく排出量削減目標についてもSBTiの承認を受けています。この承認は、気候変動と闘い、持続可能な未来に貢献するというPfeifferのコミットメントを再確認するものです。
SBTiは、企業の気候変動対策を推進するグローバル組織です。同組織の取り組みにより企業は、最新の気候科学およびパリ協定の目標である地球温暖化を1.5℃に抑えることに沿った意欲的な温室効果ガス(GHG)排出削減目標を設定することができます。
排出量削減の目標の定義
2年間をかけて、Pfeifferは持続可能性の取り組みに関するロードマップ策定し、それがこの度SBTiの承認を受ける運びとなりました。Pfeifferが設定した目標では、同社の施設の運営における直接排出量(スコープ1および2)だけでなく、購入した商品の間接排出量や、販売した製品の使用による間接排出量(スコープ3)の削減にも焦点を当てています。
これらの目標では、具体的に3つの期限が掲げられています:まず同社は、2030年までに100%再生可能電力に移行するとしています。そして2034年までにスコープ1および2の温室効果ガスの絶対排出量を58.8%、スコープ3の絶対排出量を35%削減することを目指します。さらに2050年までに、スコープ1のGHG絶対排出量を96%、スコープ2の絶対排出量を93%、スコープ3の絶対排出量を90%削減するとしています。全体的な目標としては、2050年までにバリューチェーン全体で温室効果ガス排出量をネットゼロにすることを目指しています。
コミュニケーションと持続可能性への取り組み
Pfeiffer Vacuum+Fab Solutionsのグローバルエネルギーマネージャー、Sebastian Oberbeckは、次のようにコメントしています。「今回のSBTiによる承認は、持続可能性に対するPfeifferのコミットメントと取り組みを明確にするものです。これによって、当社の持続可能性目標の透明性も高まることから、お客様とのコミュニケーションでも話題に上ります。」 GHG排出量全体の中で大部分を占めるのは、お客様によるPfeiffer製品の使用から発生するもの(スコープ3)であるため、持続可能な選択を促すためには顧客との緊密なコミュニケーションが不可欠です。
持続可能性の高い未来への道
Pfeiffer Vacuum+Fab Solutionsは、2022年よりScience Based Targetsイニシアチブのメンバーとして、気候変動を緩和するためのグローバルな取り組みを積極的にサポートしています。SBTiの科学的根拠に基づく目標に沿って事業活動を進めることで、同社は環境負荷に対応し、バリューチェーン全体での協力を促進しています。

出典:Busch Group。