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システムが寄贈されたゴマのNorth Kivu Provincial Hospital(HPNK)。出典:Benoît-Pierre Ligot。

医療用真空システムをコンゴの病院に

Busch Franceは、東コンゴの病院の近代化のために医療用真空システムを寄贈しました。

コンゴ民主共和国では、特に東部地域において多数の武装勢力の活動が活発化しており、ここ数十年にわたって大きな緊張と紛争が続いています。

Busch Franceは、この地域の医療をサポートするために、入念に再生した真空システムを医療非営利団体であるHumatemに寄贈しました。1999年に設立されたHumatemは、2015年から世界保健機関(WHO)との協力を進めてきました。

Humatemは、ゴマにあるNorth Kivu Provincial Hospital(HPNK)のインフラ改善を担当しています。内戦による難民の流入により、この大都市の人口は近年急激増しており、国連では2022年の人口を70万7,000人と推定しています。

HPNKは州内で最も重要な中核病院ですが、集中真空システムはありませんでした。その施設は深刻な医療機器の不足に見舞われており、地域住民の医療ニーズに効果的に対応するためには、大規模な近代化が必要となっています。Busch Franceが寄贈した医療用真空システムは、R5 RA 0305真空ポンプを搭載し、医療用装置への真空供給を確保することにより、同施設の目標に大きく貢献します。
これらは医療施設で使用される特殊な装置です。例えば、患者への薬剤投与の制御、院内での血液や血漿、その他の医療用液体の安全な輸送、手術中の体液の除去、さらには医療機器の洗浄や滅菌など、さまざまな機能を果たします。

Humatemの2名のエンジニアがBusch Franceを訪れ、医療用真空システムの設置と立ち上げのトレーニングに参加しました。その1人であるBenoît-Pierre Ligot氏は次のように話しています。「まさに必要とされるタイミングでこの装置を導入できます。というのも、地域の複雑な地政学的状況により多くの人々がゴマに避難を余儀なくされ、病院の医療サービスの需要が大幅に増加しているからです。」

今回のコラボレーションは、技術的な専門知識と効果的な支援を通じ、医療支援を必要とする地域の環境向上に貢献するというBusch Franceの取り組みの1つです。