Busch Vacuum Solutionsが新しいR5 RAを発表

確かな実績を持つBuschのR5 RAを改良した製品で、内部構造が刷新されています。新しい真空ポンプは、圧縮比、容積、オイル経路の改善により、これまでの真空ポンプと比較しエネルギー効率が25%向上しています。

また、ECOTORQUEと呼ばれるBuschの可変速ドライブ（VSD）を搭載することで、どのようなプロセスの要件にもポンプ速度を正確に適合させることができます。これにより、さらに最大50%の省エネが実現し、排気速度は20％向上します。また、真空ポンプの対応電圧が広がり、世界のほぼすべての国でお使いいただくことが可能になります。このコンパクトかつ経済的なソリューションは、後付けキットとしてもお求めいただけます。

前世代と比較し、R5 RA 0520 Aは設置面積が20%小さく、高さは25%低く、外部配管が無いことで気密性が高くなっています。このコンパクトで衛生的な設計は、水や汚れをはじく表面を特長としています。スペアパーツの総数を40%減らし、サービスで必要となる構成部をすべて片側に配置したことで、迅速かつ効率的なメンテナンスが可能になりました。また、コンパクトな構造でありながら、ポンプを最適な動作温度に保つ改良型冷却システムにより、放熱が削減されました。

新しい真空ポンプは、0.1hPa（mbar）までの低真空域での連続運転向けの設計となっています。フィールドテストは成功を収め、性能と信頼性が実証されました。

R5 RA 0520 AおよびR5 RA 0520 A ECOTORQUEは、真空テクノロジーにおける新たな基準を打ち立てました。これらのポンプは、真空包装、食品加工、プラスチック、その他多くの産業におけるさまざまなアプリケーションに適しています。エネルギー コストを最小限に抑え、環境への影響を低減しながら、プロセスの改善を目指す企業にとって、優れた選択肢となる製品です。