Feinbäckerei Ruchのマネージングディレクター、Thorsten Ruch氏は、次のようにコメントしています。「信頼できるポンプです。工場の隅で動き続けてくれています。これまでに、オイル交換も含めて5、6回は整備しましたが、作業は私たち自身で行うことができました。カップリングスリーブの交換が必要になったこともありました。ただ、それは真空ポンプとは直接関係ありません。それ以外は何も問題ありません。ただひたすら稼働してくれています。」
R5 RC 0160 Bは吸引式空気輸送システムに使われ、小麦粉を運んでいます。小麦粉は、Ruch社の工場内を巡る配管の中を、ポンプの供給する吸引力で輸送されます。配管は密閉されており、周囲の空気と触れることはありません。そのため、汚染を防止できます。R5真空ポンプの運用開始から36年、運ばれた小麦粉は合計で約45,000トンに上ります。
Feinbäckerei Ruchは4世代にわたるファミリー企業です。ベーカリーとして、1905年にRobert Ruch氏とAmalie Ruch氏によって、ドイツの高原地帯ハルツにある街、ゲッティンゲンで創業されました。同社は、1987年に近くのロスドルフに移転し、 2003年には1890年創業のベーカリー、Gerhardyと合併しました。2020年には、ロスドルフの製造施設が拡張されました。
Feinbäckerei Ruchは現在、ゲッティンゲン地域に約70の支店を抱えています。約600人の従業員がベーカリーやケーキショップに従事しており、さまざまな種類のパンやバゲット、各種ケーキやタルトなどを提供しています。この中には、ヴィーガン向けや特定のアレルゲンを含まない製品も含まれています。そして、宅配サービスとカフェテリア「Mannamia」が、同社のコンセプトを完成させています。