1974年、イリノイ州ボロにある食肉店および食肉加工場であるKoenemann Sausage社は、R5ロータリーベーン真空ポンプを搭載した真空包装機Auto Vacを購入しました。真空シーラーは、包装から空気を抜くことで酸素を除去します。それにより、腐敗を引き起こすバクテリアの繁殖を遅らせることができます。そのため、精肉や加工肉製品の鮮度をより長く保つことができます。それから40年間にわたり、R5真空ポンプは同社の事業において重要な役割を果たし、製品の品質と新鮮さの確保に役立ってきました。2014年にKoenemann Sausage社が閉業すると、Volo Village Meats社が事業を引き継ぎ、真空包装機と搭載されたBusch製のR5ロータリーベーンポンプも譲り受けました。
Volo Village Meats社では、Buschの真空ポンプが日常業務において不可欠な存在となり、 来る日も来る日も、それまでの数十年と同じようにその性能を発揮し続けました。しかしながら、50年近く連続稼働してきた後、この真空ポンプにもいよいよ摩耗の兆候が見られるようになりました。
真空ポンプの不調
Volo Village Meats社は、真空ポンプが十分な真空を生成できなくなっていることに気づきました。業務に必須の装置であることから、同社はBusch Vacuum Solutionsに技術的支援を求めました。
Volo Village Meats社との会話で、Buschはすぐに、この真空ポンプが1974年に製造されたR5モデルであることを特定しました。この真空ポンプが長期間にわたって継続的に使用されてきたことは、その卓越した耐久性の証です。また、この真空ポンプは、長い使用期間の中で、1993年以前に1度オーバーホールを受けただけの可能性が高いことも判明しました。他にも、この真空ポンプにはBuschの純正オイルとフィルターが使われており、それが耐久性に貢献していること、定期的なメンテナンスが重要であるということも改めて証明されました。
Buschのエクスチェンジサービス
Buschは、真空ポンプの稼働年数と状態を考慮し、真空ポンプエクスチェンジサービスを最適な措置として推奨しました。このプログラムでは、古いポンプを再生品と交換することで、ダウンタイムを最小限に抑えつつ、引き続き信頼性を確保することができます。これはVolo Village Meats社にとって満足のいく、最適な選択肢でした。
エクスチェンジはシンプルで簡単なサービスです。お客様にお渡しする見積もりには、交換ユニットの納品、必要な場合はオンサイトでの設置および試運転、ならびに現在お使いのユニットの取り外しまで含まれています。
BuschサービスセンターにVolo Village Meats社から届いた真空ポンプを見れば、この真空ポンプがしっかり役目を果たしてきたことが明らかでした。約50年にわたる連続運転の間に、大掛かりなオーバーホールが行われた形跡は1度だけでした。
Volo Village Meats社の新たなスタート
R5 RA 0100は、耐久性と低メンテナンスが特長の真空ポンプです。堅牢な設計と長いサービス間隔により、メンテナンスのダウンタイムを最小限に抑えることが不可欠な、忙しい食肉包装業務に理想的な選択肢となっています。再生済みのBusch R5 RA 0100真空ポンプを設置し、装置の信頼性も確保され、Volo Village Meats社は再びフル稼働を開始することができました。Buschのエクスチェンジサービスの価値が活かされました。
Buschのお客様のための耐久性と柔軟性に優れたソリューション
50年にわたってほぼメンテナンスフリーで稼働してきたこの真空ポンプの事例は、Buschの真空装置の耐久性と信頼性を際立たせています。Buschのエクスチェンジサービスにより、Volo Village Meats社はシームレスなソリューションを手に入れ、中断することなく生産活動を継続させることができました。