ブラックフォレストハムの真空パック

Maulburg - シュヴァルツヴァルト地方のブルンベルクを拠点とするSchwarzwaldhof Fleisch- und Wurstwaren GmbH社は、特産品のブラックフォレストハム/ソーセージと各種燻製食品を生産しています。最高レベルの製造技術、高品質の原材料、最新の処理工程により、卓越した品質を確かなものにしています。IFS(国際食品規格)とBRC(英国小売協会)による認証とDLG(ドイツ農業協会)食品競技会での受賞メダルの数も高品質の証です。同社は、梱包ラインの真空供給に、Buschの中央集中真空システムを使用しています。
Schwarzwaldhof社における10の包装ラインへの真空供給を行う集中真空システム
Schwarzwaldhof社における10の包装ラインへの真空供給を行う集中真空システム

ブルムベルクでのハム/ソーセージ製品の生産は、1970年に始めました。創業当初のLutz Blumbergという会名を、2007年にSchwarzwaldhof Fleisch- und Wurstwaren GmbHと変更しました。取扱商品は、ブラックフォレストハムと調理ハム(豚肩肉)から作られた製品です。製品ラインアップは「ラントイェーガー(燻製ソーセージ)、「プフェッファーヴァイサー(サラミに似たソーセージ)」、「ウリゲ(オリジナル製品)」、そしてカット済みボローニャソーセージサラダなどの軽食も生産しています。Schwarzwaldhof社は、スーパーマーケットチェーンのEdeka向けの製品を生産しており、また輸出量も徐々に増えています。工場の従業員は全部で250名です。 

ハムの生産では、肉片に自社で特別に調合した塩をすり込み、保存用塩水に8~10日間漬け込み熟成させます。肉はさらに数日間調理チャンバーで保存され、水分を飛ばした後、モミの木で燻製されます。その後、ホールピースのハムとして、または切り分けた家庭用サイズの製品パッケージとして真空包装されます。 

2004年まで、真空ポンプは各包装機械に直接組み込まれていました。生産量が拡大するに従い、工場長のベルント・ゴダー氏は、真空ポンプを生産/包装エリアから離し、騒音を低減し、食材を真空ポンプの排気にさらさない方法を模索するようになりました。加えて、衛生面のリスクや、包装工程の妨げを防ぐため、生産エリア内での真空ポンプの保守作業も廃止を希望していました。新しい集中真空システムが使用開始されたのは2004年のことです。Busch の真空専門技術者が設計、開発したシステムです。それ以降、この集中真空システムが熱成形機とロータリー機を装備する10の包装ラインすべてへの真空供給を行い、二酸化炭素または窒素ガスなどの保護ガスを使用するガス置換包装(MAP包装)に使用されています。 

集中真空ユニットには冗長性があり、構成の一部に障害が発生した場合でも性能が低下しないため、運転の信頼性が大幅に向上します。

 運転の開始から8年が経過していますが、工場長のベルント・ゴダー氏はBuschの集中真空システムに非常に満足しています。この間、不具合や故障は一切ありませんでした。ゴダー氏が一番評価する点は、真空システムの保守の面で柔軟性が得られたことです。システムに冗長性を持たせることで、稼働中に個々の真空ポンプのスイッチをオフにして保守作業することが可能です。これで、通常の営業時間内でも生産に一切影響を与えずに保守作業を行うことができるということになります。システムはエンジニアリング室に設置され、生産現場からは完全に分離されているため、保守スタッフが生産エリアに入る必要はありません。 

Busch集中真空システムにはさらに大きなメリットがあります。それは、必要な排気量の大部分をPandaルーツ真空ポンプで生成するため、エネルギー消費をカットできることです。ルーツ真空ポンプはロータリーベーン真空ポンプと比較し5分の1のエネルギーで同じ排気量を生成するため、大幅なエネルギー節減が可能になります。
第一段階では、集中真空システムが真空バッファー容器内を約50mbarの粗挽き状態にするよう設計されています。次の段階では別の真空バッファー内を到達真空度に到達させます。これが包装作業での真空度に相当します。 

包装チャンバーの主弁を開けることで、大気圧の掛かっているシーリングチャンバーが予備排気されたバッファー容量に接続され、直ちに排気されます。この工程はほぼ音速で行われるので、非集中式の排気よりも速度の面で大幅に優れています。この方式により完全にクリーンで静かな生産施設が実現できるだけでなく、包装機械の生産性を最大限に伸ばすことができます。包装ラインから真空システムまでの物理的距離は問題になりません。

この真空システムが熱成形機の真空もカバーします。保守作業の実施中または真空ポンプの故障の場合に備えて、予備ポンプはスタンバイモードで常駐しています。
工場長のベルント・ゴダー氏にとって、Buschの集中供給システムは、最も費用対効果が高く、技術的に信頼できるソリューションです。

 


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