酸素雰囲気でもソーセージを安全かつ経済的に包装

Maulburg - 保護ガスを使用する包装はソーセージや食肉加工品の賞味期限を延長するための一般的な方法です。このプロセスで使用される包装用フィルムは、まず中の気体の排気を行ってからガスの充填を行います。ガス置換包装(MAP包装)と呼ばれるこの方法では通常、二酸化炭素(CO2)、窒素(N2)、酸素(O2)、またはそれらの混合ガスを使用します。酸素を使った処理には、酸素濃度が21%を越えた場合に爆発の危険性が生じるため、包装プロセスにある程度のリスクが生じます。包装機械と真空ポンプのメーカーは様々な方法で安全対策を工夫し、安全性を確保しています。Buschでは、高濃度酸素を扱う包装に特化した「O2仕様」シリーズ真空ポンプを開発しました。これらの真空ポンプは安全性だけでなく、信頼性と経済性の面でも業界のベンチマークとなる製品です。BuschのR 5シリーズロータリーベーン真空ポンプのO2仕様の特徴がよくわかる事例をご紹介します。
MAP包装用Busch R 5真空ポンプ
MAP包装用Busch R 5真空ポンプ

1日の生産能力が100トンを超える、ドイツ最大クラスのソーセージ製品メーカーは現在まで10年以上、商品の包装にBuschロータリーベーン真空ポンプを使用しています。1996年、真空供給を集中システム化しました。設置された集中システムが17の包装ラインの熱成形機に真空を供給し、ソーセージと食肉製品の包装を行っています。さらにもう5機のトレー包装機で、酸素などの保護ガスを使用して食肉加工品を包装します。これらの製品の真空包装は、O2仕様のBusch R 5シリーズ ロータリーベーン真空ポンプ4台で行います。真空ポンプは包装室の真上にある中2階に設置されています。 

標準的な真空ポンプと比較しBuschのO2モデルが優れていることは明らかでした。万が一電源故障が発生し、真空ポンプ内に酸素が流入しても、酸素と鉱物油オイルの接触は回避しなくてはなりません。このため、BuschのO2仕様真空ポンプはペルフルオロポリエーテル(PFPE)と呼ばれる合成潤滑油を使用します。導入された4台のO2仕様R 5真空ポンプは、10年以上もの間3交代シフトで稼働し続け、運転時間は年間平均6,000時間に到達します。このメーカーはBuschにこれらの真空ポンプの保守も任せる選択をしました。ロータリーベーン真空ポンプは1年に2回、保守作業を受けます。点検項目は多岐にわたります。保守作業には、障害の予防措置としてフィルターエレメント交換が含まれます。合成潤滑油であるペルフルオロポリエーテルは不活性度が非常に高く、酸素などの物質に反応して副生成物を作ることがないため、交換する必要はありません。したがって、O2仕様のR 5ロータリーベーン真空ポンプは製品寿命を通して正常な潤滑が保たれます。これによって潤滑油の交換コストが無くなることから、ユーザーにとってきわめて大きなメリットとなります。フィルター交換時に多少オイルが流出する可能性がありますので、不足した分量の補充のコストのみ考慮すればいいことになります。

この食肉加工会社は、製品の生産から24時間以内に店舗に陳列するという、厳しい鮮度基準を設けています。したがって、新鮮な製品を月曜日に販売できるようにするため、土曜日にも生産を行っています。設備技術チームにとって、真空ポンプの信頼性はクリティカルです。ポンプの故障は包装ラインの停止に繋がり、生産量の不足、さらには鮮度の下がった商品の廃棄という事態も招く危険性があります。しかし、この設備でBuschロータリーベーン真空ポンプが故障したことは一切無く、きわめて良好な状況を維持してします。これはBusch真空ポンプのきわめて優れた品質、そしてBuschカスタマーサービスチームが提供する予防保守が有効であることの証でもあります。O2仕様のBusch R 5真空ポンプの使用が10年間、6万運転時間を超えても、ポンプの性能、信頼性、運転の安全性が損なわれることがないと実証されました。

 


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