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「Innovation in Vacuum Busch Award」の贈呈式:Torsten Wagner氏およびWerner Wagner氏(ともにWAGNER Group GmbHのマネージングディレクター)とBusch Vacuum Solutionsの創立者であるDr Karl Busch。出典:Busch Vacuum Solutions.

2017年の「Innovation in Vacuum Busch Award」受賞者はWagner Group GmbH

人や環境に対して特に価値のある真空テクノロジーのイノベーション

WAGNER Group GmbHが革新的な防火システムを評価され、「Innovation in Vacuum Busch Award」を受賞しました。この賞は、真空テクノロジーのワールドワイドなスペシャリストが、特に革新的な方法で真空テクノロジーを利用し、世界全体に利益をもたらしている企業に対して毎年贈呈しているものです。
本年のは、火災が発生する前に作動し、能動的に高レベルの安全性を確保する防火システムを開発しているWAGNER Group GmbHに授与されました。制御された量の窒素を防護区に供給することで、酸素濃度を燃焼限界以下に維持します。その結果、雰囲気中の酸素が不足し物質が不燃化します。従来のスプリンクラーシステムを使用することで水による損害が予想される場合は、必ずこの革新的な防災システムが使用されます。一般に、サーバールームや製造ルームなど、電子機器が設置されている部屋、倉庫や物流センター、博物館や資料館などに設置されており、 モスクワの歴史あるボリショイ劇場やハンブルクのエルプフィルハーモニーホールでもこのテクノロジーが採用されています。
Wagnerの本社はドイツのハノーバー近郊のランゲンハーゲンにあります。従業員数520名の同社は、火災検知および防火の分野における世界的なテクノロジーリーダーの1つです。
WagnerとBuschは強いパートナーシップを築いています。
WagnerとBuschは強いパートナーシップを築いています。VdS(防火および保安に関するドイツの独立系検査 認証機関)の認証を受けた適切な真空および加圧テクノロジーにより、防火システムの開発においてBuschは当初からWAGNER Groupをサポートしていました。
現在では、MINKクロー真空ポンプおよびコンプレッサーが必要な真空および加圧を供給し、特殊なプロセスを利用して周囲空気を現場で直接的に窒素と酸素に分ける複合システムが使われています。MINKの優れたテクノロジーと経済性により、同社の装置は、従来の酸素削減システムと比較し、エネルギーコストを最大で80%削減することが可能になりました。
Busch Vacuum Pumps and Systemsの本社があるドイツのマウルブルクで行われた贈呈式では、Dr Karl Buschから、同社の創立者でマネージングディレクターのWerner Wagner氏とその息子のTorsten Wagner氏に賞が贈られました。Dr. Karl Buschはスピーチの中で、この2つの家族経営企業の共通点を取り上げ、ここ数年にわたる協力関係を称えました。