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左から右へ:Ayla、Dr Karl、Sami、Ayhan、Kaya Busch。出典:Leon Kopplow。

Family Entrepreneurs of the Year

Buschファミリーは、その企業文化と協力的取り組みにより、INTES Academy for Family Businessによる表彰を受けました。

対等なパートナーシップで設立された会社、経営トップは世代を超えたチーム、互いに補完し合う文化的 職業的背景:多様性というコンセプトが話題に上るようになった頃、Buschファミリーはすでにそれを体現していました。四半世紀にわたり、BuschファミリーのAyhan、Dr Karl、Ayla、Sami、Kayaが共同でBusch Vacuum Solutionsを経営し、重要な決定はすべて皆で行ってきました。この企業文化と協力的取り組みにより、INTES Academy for Family Businessによる「Family Entrepreneurs of the Year」に選出される運びとなりました。これは2004年に始まった、ファミリービジネスを表彰するものとしてはドイツで最も権威のある賞です。
Buschファミリーは、世代、性別、文化の多様性を生かし、未来志向で、経済的にも成功した起業家精神を象徴する存在です。また、その精神に則りこのファミリーの手で会社を長期的に存続させていくことにも並々ならぬ力を注いでいます。
Catharina Prym氏、審査員兼INTES*マネージングディレクター
年間約10億ユーロの売上高を誇るこのファミリービジネスは、創設者であるAyhan BuschおよびDr Karl Buschと彼らの子どもである Ayla、Sami、Kayaによって運営されています。意思決定はBuschファミリーが共同で行っています。このような体制から議論する文化が培われ、高い自制心や精神力を必要としながらも、最良の結果をもたらすのです。

「私たちは全員が共同CEOです」とKaya Buschが言うと、Ayla Buschがそれに続けて、「皆の視点が異なりますし、批判しあうことが前進の原動力となっています」と付け加えました。建設的な批判、多様な視点、率直な意見交換は、世界45か国の6つの製造サイトおよび子会社で働く3,800人の従業員からも期待されています。

議論志向の企業文化と協力は、AyhanとDr Karl Buschの夫妻の時代までさかのぼります。1963年、Karl Buschは、自宅の地下で食品包装用途に特化した真空ポンプとして初となるHUCKEPACKを発明しました。このイノベーションを基に、このファミリー企業で最先端の真空および加圧テクノロジーが開発されました。しかし、この独創的な発明は、Ayhan Buschがいなければここまで成功することはなかったでしょう。Ayhanは、組織を拡充し、適切に製品のマーケティングを行いました。設立当初より2人は、エンジニアリングの精神と起業家精神が補完し合う対等なパートナーシップを追求してきました。3人の子どもたちは「スタートアップ企業の申し子」だとSami Buschは語っています。幼い頃から両親の出張に同行したり、会社について意見を交わす機会も与えられてきました。

地域に根差しコミットすることを重視するファミリーの、マウルブルク本社に対する思い入れは、何十年経った今も変わりません。Busch Vacuum Solutionsは、これまでに社会的および文化的貢献を称えるアワードを受賞しています。ファミリービジネスである同社ですが、長期的な存続に不安はなく、すでに6人の孫が、両親や祖父母の後を追って事業に加わろうとしています。「孫たちは全員が一度はBuschで働きたいと言っています」とDr Karl Buschは語りました。
*「INTES(Integrated Owner Strategy)Academy for Family Business」はPwCグループ(PriceWaterhouseCoopers)傘下です。2004年以来、ドイツのケルン近郊のSchloss Bensbergで行われる「Entrepreneurial Success Forum」にて、ドイツのINTES、FBN(Family Business Network)および「Die Familienunternehmer」(ファミリー企業家)協会が共同でこの賞を贈っています。ファミリー経営企業の長期的な安定に貢献した経営者および株主が表彰の対象となります。これには、戦略、ガバナンス、資金調達、企業継承といった分野の施策だけでなく、オーナー一族の結束を強め、起業家としての責任を自覚させるための戦略も含まれます。